~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




「妃、」



ヒサヒトさんが不意に、話しかけて来ました。





「唯が大きくなるまで、力を封じ込めようと思う。」

「…そんなことが出来るなら、私は協力しますよ。」





そうして、唯の大きすぎる力を私たち二人で封じ込めたのです。






私に出来たことは、ヒサヒトさんに力を貸すこと。


それに、唯の前に姿を現さないようにすることでした。




――私の力は強すぎて、唯が影響を受ける可能性があったからです。




< 214 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop