~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



そうして由宇人さんが家に帰ってきて、お葬式が行われました。





…私は、お葬式には参加しませんでした。





唯が、いたので。




屋根の上からチラチラと覗く程度に留めていたんですよ。






――唯は、泣きませんでしたね。




私には、なぜだか分かるような気がしていました。



大切な人の死は、受け入れきれないものです。





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