~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



目を閉じると、妃の笑顔が浮かぶ。



それを見たら、心臓が苦しくなる。



そしたらなぜか、涙が出てくる。



毎晩毎晩、一人で声を殺して泣いている。



泣きつかれて浅い眠りについても、夢の中で妃が泣いている。



それを見て「妃、」と呼ぶ自分の声で目が覚める。







そんな毎日の、繰り返し。



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