~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




俺しかいないこの家で、明らかに何かが動かされる音。





“幽霊屋敷”



この言葉が、頭の中を駆け巡る。






「まじで、幽霊屋敷……?」






まじかよ。




さっきのは、ふすまが動かされる音だった…



ばくばくばく。





俺の心臓が、肋骨を破って出てくるんじゃないかというくらいに暴れている。



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