~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




家に戻って、俺だけが夕飯を食べた。



妃は向かいに座ってニコニコと俺を見ていた。





明日まで、メシ置いてて大丈夫か?


夏だから、少し危ないかもしれない。冷蔵庫もない、この家では。





布団はまだ干せてないから、今日も畳にそのまま横になる。







「おやすみなさい。」



そう言う妃のふわふわした声を聞きながら、眠りに落ちた。






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