~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



とにかく、早いとこ布団を干してしまおう。


そう思って、縁側まで布団を運ぶ。




って、






「どこに干したらいいんだ?」



竿なんか、ないし。


どうしよ…




「それなら、屋根の上に干したらどうですか?」

「は?」




妃の提案は、無理がある、と思う。






「大体、どうやって屋根まで運ぶんだよ。」




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