~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




しばらくボーっと景色を眺めた。



時間が経つのが、ひどくゆっくりだ。


でもそれは、苦じゃない。





ふ、と気配を感じて横を見る。












「うっ…わ!!」

「…その反応、失礼ですよ。」


「……妃…」






隣に、妃が座っていた。



「唯が気付かないから、気配、出してみました。」





いたずらっぽく、クスリと笑う。



相変わらず、透明な雰囲気をまとってる。





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