~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




「…大人には、少ないのかもしれませんが、子供には高い確率で見えます。」




へえ。



「霊感にも、強い弱いがあるのは、分かりますよね?」

「ああ。なんとなくだけど。」

「弱い人は、なんとなく気持ち悪い、とかを感じますね。比較的強い人には姿がはっきりと見えます。」





もしかして俺って、霊感があんのか?


妃が、見えてるし。




「もっと力が強い人は、幽霊を祓ったりも出来ますね。会話をしたり、憑依されるのを未然に防いだり。」

「なるほど…。」





ちょっとよく、わかんねえけど。




「まだ、聞きますか?」





げ、ばれてるよ。


妃、ニコニコ笑ってるし。





< 77 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop