~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】
「…大人には、少ないのかもしれませんが、子供には高い確率で見えます。」
へえ。
「霊感にも、強い弱いがあるのは、分かりますよね?」
「ああ。なんとなくだけど。」
「弱い人は、なんとなく気持ち悪い、とかを感じますね。比較的強い人には姿がはっきりと見えます。」
もしかして俺って、霊感があんのか?
妃が、見えてるし。
「もっと力が強い人は、幽霊を祓ったりも出来ますね。会話をしたり、憑依されるのを未然に防いだり。」
「なるほど…。」
ちょっとよく、わかんねえけど。
「まだ、聞きますか?」
げ、ばれてるよ。
妃、ニコニコ笑ってるし。