~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



「簡単に言ってしまうと、唯はかなり霊感が強いということです。」






やっぱり、そうだったのか。




「でも、ヒサヒトさんの力で少し抑えられています。小さいときに、見たくもないものを見てしまうと、辛いでしょうからね。」



じいちゃんの、力?





「じいちゃんって…」

「ヒサヒトさんは、もともと霊感がありました。それを修行によって強めて、コントロールできるようになったんです。それで、唯が辛い思いをしないようにしていたんです。」

「じいちゃんが、か…」





なんだか、うれしい。



俺は、じいちゃんに守られていたって分かるから。







< 78 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop