~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】
妃と過ごす毎日
「妃〜!水汲んできてくんねえ?」
「はい〜。」
俺がこのじいちゃんちに来てから、早いものでもう一週間が経った。
妃も、物を操れる能力を隠さなくなった。
料理は、俺の担当。
洗濯と掃除は、妃の担当。
いろいろやることを分担して、二人で生活してる。
「今日のご飯は何ですか?」
「んーと、魚の煮付け、かな。」
「唯の食事は健康的ですねえ。」
言われてみると、そうかも。
ここに来てから、妃が料理を教えてくれるおかげでレパートリーが増えた。
ちなみに魚は、昼間に川で釣ってきたもの。
「ちょっと醤油が多くないですか?」
「ん、確かに。」
妃は、ご飯は食べない。