~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】
久しぶりに肉を食べることにして、買い物を済ませた。
「あああっ!!!」
ん、なんだっ!?
突然、妃が大きな声を上げる。
びっくりした……
「ど、どうした…?」
「唯!見てください!浴衣!!」
ん?
浴衣…?
「あ、ホントだ…」
スーパーだからだろうけど、少しだけの浴衣が売ってあった。
「カラフルですねえ。最近の浴衣はこんなことになっているなんて。」
クスクス笑いながら妃がふわふわと浴衣売り場のほうに近づいていく。