俺様ヤンキー



そして、あたし達は錬が前住んでいた所に着いた。



もうちょっと乗っていたかったな…

とか思って寂しい顔してたら


「これからいっぱい乗れんじゃん」


あたしの気持ちを読んだのか、頭をポンポンされた。




熱い…頭が熱いよ…
錬に触られたから?
よく分かんない…



ガチャ



錬は鍵を持っていたのか、アパートのドアが開いた。




「りょーう、いんのかー?」



錬が知らない人の名前を呼んだ。



とりあえずあたしはどうしていいのか分からなかったからその場に座って煙草を吸っていた。



「お!錬じゃん…今日遅いから帰って来ないかと思って女の子呼ぼうと思ってたのに…」



「いつも呼んでるくせに…」


どうやらその人は女好きみたい。
あたしの嫌いなタイプだ…





「あれ?錬、この子だれ!?」




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