俺様ヤンキー
「ねぇ…あんた大丈夫なの」
「……!」
いきなり話しかけたからビックリしている
だけどその顔…
こいつ…
「こいつはいーや」
「了解です」
あたしより1個上なのになんで敬語使うんだろ…
とか言ってあたしもタメ語なんだけどね
その後、あたしは野次馬が去るのをじっと待っていた。
「ねぇ、茉莉奈…その子病院に連れてかなくていーの?」
「いーよ、だって実際痛そうにしてないもん」
「え?」
「なに…ゆってんスか…先輩」
「とぼけなくても…自分で分かってんでしょ?…本当は強いくせにね」
そう、こいつは外見痛そうにしてるけど顔見れば何かを企んでいるような目つきをしていた。
「茉莉奈…?」
「あー由実、教室行ってて」
てかまだ居たの(笑)
「え、でも…」
「いいから」
冷たい目線を由実に向けたら
慌てて教室に向かっていった
「屋上行こっか?」
「無理…です」
「もう誰もいないんだからいー加減素直に言うこと聞いてくんない?」
「フッ…面白い先輩…」