俺様ヤンキー


柿崎陽介…

綺麗な茶髪に透き通った目
身長は年下にしては高くて、
何よりも王子様って感じ
そして…心の中に何かを秘めている不思議な奴。


見つめ合えば、その透き通った目に吸い込まれそうになる。




「あんたさ…何者?」


「俺は、柿崎陽介ってゆう普通の人間です」


痛々しい傷に似合わないくらい微笑んだ。


無意識にあたしの口がうごいた

「あたしの心…捕まえてよ」



「え…?」



「欲しいんでしょ?あたしが」

あたしは悪戯に笑った


「言っとくけど…あたしはそんな簡単に捕まらないけどね」




あたしはスルリと陽介から離れた



「絶対捕まえてみせますよ…そして」




あたしは振り返らずに屋上を去った





「どこまでも堕としてみせますよ…」



そんな事を言ってたのも知らずに


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