俺様ヤンキー



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――――――――――


そうして俺らは梅乃のいる病院についた。



「そういえばずっと思ってたんだけどなんで陽介が梅乃のいる病院知ってんの?」



茉莉奈の連れみんながあぁ、確かに‥って顔をしていた。



「たまたま梅乃先輩の友達らしき人たちが話してるのを聞いただけですよ」



「ふーん…あ、何号室か分かる?」


「そこまでは知らないですけど‥あ、カウンターの人に聞けば‥すみません梅乃俊也ってゆう人ここの病院きました?」



「梅乃さんですか‥502号室ですね。あの、お友達さんですよね?」



「まぁ、はい」


「分かりました。それではごゆっくり」




………………
………………………


ガラガラッ


「おい梅乃ー」


「おいてめー!俺がぶっ殺してやろーと思ったのに何先にやられてんだよ!!」

茉莉奈が話しかけた後に龍成が割り込んでくる。




「あ?……龍成さん…なんでここが」



「お前また俺らんとこにやらかしたんだろ」



「え…知らないですよ…」


「嘘ついてんじゃねー!」


はぁ。龍成って本当に場所がどうとか考えてないよな‥一応病院なんだけど‥



「おい、龍成お前うるせーよ」


「あ?なんだと?お前も喧嘩売ってくんのか!?」


別にそういうつもりないし‥本当困るやつだな…



「ってゆーか何あたしの事ほったらかしてんのよ」


「あ、お前‥いたのか‥?」

「あぁ?女は黙ってろや」

「茉莉奈‥こいつら止めて」

次々に話し出す


「ってか一斉に話さないでよ。何がなんだか分かんないじゃない!」


「すみません‥」

「だから女は黙ってろや!」

「だから龍成うるせーって‥」

「あぁもう!分かんないって!!」

次々に騒ぎ出す俺ら。



ドン!!

ドアがすごい勢いで開いた。


「静かにして下さい!!!」




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