俺様ヤンキー


「ただいま」


AM1:45

玄関から錬の声がした。



「おかえり。つか遅くない?どこいってたの?」



「あぁ……」



…………………
え、答えてよ!!
あぁ…ってなに!?



「ねぇ、聞いてんの!?」



「あぁ……気にしないで…つかまだ起きてたんだ?」



「はぁ?」


なにこいつ!!!ムカつく!
あたしは毎日あんたの帰りを待ってやってんのに何その言い方!!!

……ってえ?
あたしなんで待ってあげてんだっけ?


「なんで?」

「は?」



「あたしなんで毎日あんたの帰り待ってあげてんの?」


「え、知らねーよ…むしろ俺が知りたい」



だって…親でもそんな事しないし…別に付き合ってる訳でもないし…。



付き合ってる…って、何言ってんだあたし!
あたしと錬…?
ないない!ただのいとこだし、タイプじゃないし‥。


まっ‥まぁ錬はカッコイいけどさ‥ってまた何考えてんだあたし‥あーもう!!!訳分かんない……



「茉莉奈?」
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