君と一緒に。
君と一緒に。
『好き?』
と聞かれれば、
『Yes』
と答えるだろう。
『嫌い?』
と聞かれれば、
『No』
と答えるだろ。
だけど
そんな薄っぺらなもの、
私は必要[いら]ない。
そんな薄っぺらなもの、
君だって必要[いら]ないでしょ?
私が欲しいのは
そんな薄っぺらいものなんかじゃなくて
もっともっと
大事な、大切なものだから。
だって
『好き』
なときもあれば
『嫌い』
なときもあるでしょ?
“ここが『好き』”
けど“ここが『嫌い』”
そんなの、あって当たり前でしょ?
だからね、
隠さないでそれを伝[い]ってほしい。
そりゃ、たくさん伝[い]われたらショックかもしんないよ?
きっと凹むと思うし、
立ち直れないかもしれない。
けどさ、
伝[い]ってくれなきゃ私わからないもん。
君が何考えてるのかとか
どうしたいのか。
何もわからないままなんだ。
ときどき思うの。
以心伝心[テレパシー]が使えれば良いのにってね。
バカげた話でしょ?
でもね、私本気[マジ]だよ?
本気[マジ]で思うんだ。
でもね、
それが出来ないから
私たちは伝え合うんだって。
自分の思ってることや、
感じたこと、やりたいこと。
そんなの
相手に伝えなきゃわからないから。
だから私は伝えるよ。
君に、私を知ってもらいたいから。
だから君も伝えてよ。
私は、君を知りたいから。
良いところも、良くないところも。
全部全部、伝えてほしい。
私も、全部全部、君に伝えたい。