ぶらんこ
何かが途切れたかのように我にかえった
私の空想の時間

『おしまい』

私はボソッと呟く

『お母さん…』
『お父さん…』
『ユウ…』

誰の声も聞こえない
何の返事も帰ってこない
家族の家に明るさはなく、孤独な空間だけが私を押しつぶそうとしていた

涙は……でてこない
まるで人形のように
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