わたしの好きな人は先生です


教師という事を、忘れてしまいそうになるよ…。


「脅かそうと思って、車の陰に隠れてたの」


「ひどいな~」


苦笑いをしながらも、心の中では、愛おしい気持ちでいっぱいだ。


可愛い。


梓、可愛すぎだって。


反則だよ。


この行動は。


「送ってやるから、車に乗れ」


「え?私、まだ帰りたくないよ。先生の家に行っちゃダメ?」


「家…?」


オレの、家…?




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