わたしの好きな人は先生です


「先生…!」


驚いた顔で、梓はオレを見る。


ちょっと顔を赤く染めて、戸惑っているのがよく分かった。


幻滅したかな?



「先生、私…。キスしたの初めて…」


「え…?」


じゃあ、今のが、梓にとってのファーストキスって事か?



「引いちゃった?」


心配そうに、梓はオレにそう言った。




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