わたしの好きな人は先生です


と言って、すぐに後悔した。



これは、大人の発言ではないぞ!


ただの、ヤキモチじゃないか。


「見てたの?」


「見えてたんだよ。職員室から」


そう答えると、梓は少しの間、何かを考えていた。



「ねえ、先生…。ヤキモチ妬いた?」




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