わたしの好きな人は先生です


「結婚!?」


「シーッ!声が大きいって」


「何だよ吉川。そんなヤツがいたのか?」


口を両手で塞ぐ久美の横で、セイは小声で話した。



「まさか、本当に未練があるのかよ?」


「分かんない。大人の人の考えは…」


あ~あ、ため息しか出ない…。



「ねえ、梓。ちゃんと先生と話した方がいいよ?」


「そうだぞ!相手は大人なんだから、話しくらい、聞いてくれるんじゃね?」





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