わたしの好きな人は先生です


放課後に会うといっても、学校はダメ。


結局、私が先生の家まで、行く事になっちゃった。


「もうクローゼットには、入らないから」


「もちろんだよ…」


すっかり元気を無くした先生は、肩を落としたまま、私を部屋へと案内した。



「梓、何で昨日、連絡取れないようにしたんだよ?」


恨めしそうな目で、先生は私を見た。




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