わたしの好きな人は先生です


…。


……。


緊張する。


“英語を教えて欲しいの”


半分軽い気持ちだったのに、先生の家に行くハメになっちゃった!


「あ、中野。足崩せよ?」


「うん。ありがとう、先生」


先生は、1DKのアパートに一人暮らし。


だから、今私は、先生と二人きりなのだ。


テーブルとテレビと、二人がけのソファーがあるだけの、さっぱりとした部屋。




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