わたしの好きな人は先生です


そんな私を、先生は驚いた顔で見る。


「あ…、悪いな。嫌だよな?ごめん」



そう言うと、先生は、私の持ってきた英語のテキストに目を落とした。



謝るのは、私の方だよ。


ごめんね。先生…。


今、絶対に傷ついたよね?



ぎこちなく笑いながら、先生は言った。


「さあ、勉強するか?どこが分からない?」




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