わたしの好きな人は先生です


「先生が褒めてくれたじゃん?だから、もうちょっと頑張ろうと思って」


照れ笑いを浮かべる中野を見ていると、自分が教師だという事を、忘れてしまう。



「偉いな。お前は…」


どうしようか。


このまま、いつもみたいに、“また明日な”か?


それは嫌だ。


もう少し、中野と一緒にいたい。




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