わたしの好きな人は先生です


「ありがとう。やっぱり褒めてくれた」


目を細めて、中野は笑う。


「先生、まだ時間ある?」


「もちろん、あるよ」


「だったら、ちょっとだけ教えて?」


良かった。


中野から、言ってくれた。


これで、後少し一緒にいられる。


「英語の教官室が空いてるから、そこに行こう」



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