スイーツなカレシ

教室の物陰に潜んで待つこと十数分、胡桃が教室に戻ってきた。





気分は自然動物を罠にかける密猟者。



胡桃は自分の机の上にケーキを見付け、不審そうに観察しだす。






ぷ・・・・


想像通りで笑える。


しかも挙動カワイスギだろ。


餌を前にした小動物そのまま。








その顔がにわかに輝いた。







「うそっ・・・コレ・・・・マイスウィート!?」



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