スイーツなカレシ
店が開けそうな数の中から選りすぐりの一個にふたをして店の袋へ入れる。
その途端、大人しく『お預け』していたソウが待ってましたとばかりに手を伸ばす。
が、
その前に全部かき集めて冷蔵庫へ詰め込んだ。
「残りは全部オマエにくれてやっから、今すぐ学校まで送れ。」
「・・・・げぇ・・・・」
げぇってオマエ・・・。
今日ヘージツで、一応学校行くつもりで学ラン着てんだろ?
って、仕度もしないでケーキ作りに没頭してた俺が言うこっちゃねぇけど。
あー早く渡してぇー。