スイーツなカレシ

敵愾心剥き出しで睨んでくる黒瀬はムカツクが、胡桃がハラハラした顔してっから殴んのはナシ。





でも売られた喧嘩なら買うぜ?








黒瀬の後ろへ消えちまってる胡桃を強引に引き寄せ、挑発的に笑う。





「自分のオンナ呼びつけて何が悪ぃ。」








コイツは俺ンのだ。




悔しがっとけ、バーカ。












米神を引きつらせた黒瀬を置き去りに、俺はゴキゲンで胡桃を引き摺って教室を後にした。
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