スイーツなカレシ

二人っきりんときはともかく、余所で会うと、アイツあからさまにイヤそうな顔すんだよなー。



俺と関わりがあるって周囲にバレんのはそんなにヤかよっ。








・・・・ヤなんだろーな・・・。







そりゃ、フリョウの仲間みたいな目で見られんのも嫌だろうし、オンナとか騒ぎそうだし、色々イイ事はないけどな・・・。






結構落ち込む。





俺一応カレシ、だよな?






「・・・カレシとしてダメっぽい・・・」


「・・・うん。っぽい、ね。」


「・・・絶対嬉しくナイ彼氏。」


「・・・嬉しくナイ、ね・・・」







ひそひそ話にしちゃ遠慮のない会話に俺はむっとして本の下から睨む。







「お前等、イチャつくなら余所行け。何でヒトの部屋だよ!」
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