スイーツなカレシ
朝から本日五回繰り返されたやり取りに、ぷちっと何かが切れた。
もう、分からん!!
もー知るか!!
こんなやり取りうんざりだ!!
力付くでも補獲してやるっ!!!
胡桃欠乏症の限界。
オンナの教室へ押し掛けるのは体裁悪いだとか、
また嫌な顔されたらヘコムとか、
そんなんより無視され続ける方が堪えられんくなって、胡桃の教室へ向かった。
既に授業が始まっていて、荒々しくドアを開けた俺は注目の的。
その中、驚いたように目を見開き、慌てて視線を反らした胡桃だけが俺の目に飛び込んできた。
ずきっと心臓が抉られる。