スイーツなカレシ

朝から本日五回繰り返されたやり取りに、ぷちっと何かが切れた。








もう、分からん!!


もー知るか!!


こんなやり取りうんざりだ!!



力付くでも補獲してやるっ!!!








胡桃欠乏症の限界。


オンナの教室へ押し掛けるのは体裁悪いだとか、

また嫌な顔されたらヘコムとか、


そんなんより無視され続ける方が堪えられんくなって、胡桃の教室へ向かった。












既に授業が始まっていて、荒々しくドアを開けた俺は注目の的。









その中、驚いたように目を見開き、慌てて視線を反らした胡桃だけが俺の目に飛び込んできた。















ずきっと心臓が抉られる。
< 165 / 229 >

この作品をシェア

pagetop