スイーツなカレシ
no sweets
それから三日。
その間、俺がしていたことと言えば、どっかの奴等にイチャモン吹っ掛けられて喧嘩したくらい。
店の手伝いは一切やらず、殆ど溜まり場でウダウダしていた。
放課後になり、帰ろうと昇降口まで来た時、俺の前にソウが立ちはだかった。
いつも表情は乏しいケド、発するオーラからしてマヂだってのは感じた。
「・・・ケーキってなぁ、顔で作るもんじゃねぇんじゃねぇの・・・?」
辛辣にして真っ当な指摘にぐっと奥歯を噛み締める。
んなの・・・オマエに言われんでも分かってる。
だけど。
二十歳前半くらい?
清潔そうで、生真面目で、おフランス染みた優しいお兄さん?
て。
俺と180度チガウタイプ想像されてたかと思うとさすがにヘコムんだよっ!!