スイーツなカレシ
殊更、愉快な気分で笑いながら、胡桃に手を差し出した。
そこにそっと乗った手に・・・顔がニヤけた。
俺、いっちょまえに胡桃の彼氏面してもイイんだよな。
ヤベ・・・なんかすっげー嬉しい。
学校に近づくにつれ、いつも以上に集めていた注目も、鬱陶しいどころか、気分イイ。
大声で『付き合ってます』宣言したいくらいだ。
あー、俺ってばヘラヘラしちゃって、キャラ大崩壊してんな。
もうそんなんもどーでもいいくらい幸せだけどなっ。
なんつって幸せボケしていた俺はにわかに覚醒した。
・・・・・シマッタ。
ぶちまけるハズのコトまるっきり話してねーや・・・。