スイーツなカレシ

二人は鍛えた腹筋でぐんっと胡桃間近に上体を引き戻した。



「お嬢ちゃん、ケーキ好きかい?おじちゃん、こう見えてもケーキ作るの得意だからね?何でも作ってあげちゃうよ?」


「走るのは?巨大滑車作ってあげるからぐるぐる走ってくれぇー」


「パピィーって可愛く呼んでくれたら、パピィなんでもしてあげちゃうよ?」


「あ、俺のコトはおにぃたまって呼んでくれないかな。」






親父と兄貴がトチ狂った。



このヒト達厳つい容姿に反して、可愛いモノダイスキ。


ちなみに、常識を知っている姉貴はこのヒト達ほど取り乱しはしないが、このヒトもかなりカワイイ系が好き。


姉貴のオンナトモダチとか、ちっちゃくてふわふわっとしたカワイイ系が多いんだよな・・・。





認めたくないが、多分に俺もそのDNAを受け継いでいるとは・・・・






・・・・・・・思うが。










「「あ、頭、ナデナデしてもイイかな?なんならぎゅーでもイイ。」」






・・・ハイ。

俺、キレました。
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