スイーツなカレシ
しかしあーんと口を開けたトコロでチャイムが鳴った。
・・・・げ。
授業!?
言わずもがなフリョウじゃない私はサボリなどするタイプではなく。
どーしよ、ケーキ・・・!
でも、授業・・・!
ケーキ・・・
しかもマイスイートの妹ケーキ
多分、これまでの人生で一番悩んだんじゃないかという葛藤を経て、私は改めて居住まいを正した。
ぶはーっ、と豪快に噴き出す声が聞こえて、先輩がお腹を抱えて大笑いしている。
「な、なんで笑うんですかーっ!!」
「あぁー?だって、悩んだ末に、その結論かよ!?とか思って!!」
ぅぅ・・・
食い意地張ったオンナだって思われたぁ。