スイーツなカレシ

驚いたような顔でコッチを見た胡桃に慌てて言葉を呑みこんで、照れ隠しに咳払いする。





「せ、先輩、いずれなんなんですか!?」



「知らん!!一人前になったら言ってやるから、聞きたけりゃそれまで待て!」



「先輩のケチッー!!」




「なんだと!?こんな面倒な細工、オマエにしかしてやんねぇんだからな!」





吠えた途端、どんっと胸に衝撃・・・



って、頭突きかまされた!?








俺の胸に頭を押し付けたまま胡桃が呟く。








「・・・先輩、アリガト。本当はね、スゴク嬉しい・・・」









いきなりしおらしいことされっと、理性振り切れそうで困るんだが・・・。
< 225 / 229 >

この作品をシェア

pagetop