スイーツなカレシ
驚いたような顔でコッチを見た胡桃に慌てて言葉を呑みこんで、照れ隠しに咳払いする。
「せ、先輩、いずれなんなんですか!?」
「知らん!!一人前になったら言ってやるから、聞きたけりゃそれまで待て!」
「先輩のケチッー!!」
「なんだと!?こんな面倒な細工、オマエにしかしてやんねぇんだからな!」
吠えた途端、どんっと胸に衝撃・・・
って、頭突きかまされた!?
俺の胸に頭を押し付けたまま胡桃が呟く。
「・・・先輩、アリガト。本当はね、スゴク嬉しい・・・」
いきなりしおらしいことされっと、理性振り切れそうで困るんだが・・・。