スイーツなカレシ

「今日のはどーだ。」


「おいひいれす♪あ、れも、も少しニンニク控え目な方がウレシイかも?味はサイコーだけど、女の子としては食べるのに勇気がいるってか・・・」


「キスなら俺は気にならんから心配すんな。」


「そ、そんな事言ってないじゃないですかーっ!」


にやにや笑う先輩。





ばかばかばかーっ。



火照った顔で、開き直ってパンの残りに齧り付く。



パンの感想を求められるのも最近ではお約束。


特別に作って貰ってるお礼に、感想ぐらいは正直にいわなくちゃね。








それはそうとダイエット事件以降、ケーキにしろパンにしろ、カロリーを抑えたモノになった。



私の為に良いんでしょーか。






先輩にその辺りを聞いたら



『世の中ヘルシー志向だからな。そう言う方面を考慮すんのも損じゃねーだろ。』




って。





会ったコトないケド『ダーリン』って努力家さんだなぁ。




そうなると益々興味が湧いてくる。



私は思いあまって尋ねてみた。
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