スイーツなカレシ
多分、この子は先輩にフラレル私のコト気を使って言ってくれたんだろーな。
本気になっても無駄だから傷の浅いうちに諦めとけよって・・・。
でも・・・・
もう、遅いよ。
カナシイのとクルシイので一杯一杯で、男の子が何か言ってんのも既に耳を素通りしてた。
「・・・アンタが可愛くナイとかじゃねぇから。てか、すっげーかか、カワイイし?そんで、あのヒトはムリだけど、なんだったら俺、あいやっ、ぼボク?と―――――――ぐはっ!!」
突然の呻き声に驚いて顔を上げる。
と。
「・・・・おーまーえーなぁ・・・昨日、コイツのコト泣かせたと思ったら、今日は今日でナニ人のオンナ勝手に口説いてんだ。」
あ・・・赤松彼方――――っっ!!