スイーツなカレシ
「ケーキの感想聞きたいだけとかっ、わかってたけどっ・・・も、ヤダッ!!か、カノジョったって、名前だけだしっ!!!学校じゃ、無視するくせにっ!」
「っったぁ・・・!ちょっと待て!まず落ちつけ―――」
「どうせ私チビだし、ヌケテルシ、カワイクナイシ!!恥ずかしくてカノジョって紹介できないよねっ!感想のためとはいえ、先輩は一緒にいるのヤダッたんでしょーっ!最近呼び出してもくれないしっ、私、もーよーなしじゃんっ!」
「ちょ、だから!まず、カバン振りまわすなっ、イテェッ!!」
私の振りまわすカバンに悲鳴を上げる先輩。
一気に捲し立てた私は、一気にぺしゃんこ。
涙が溢れて、落ちてった。
「・・・ぅ~・・・いつの間にか、グスッ、ダーリンのケーキより、スキになっちゃったのに・・・」
私、どうしたらいいの?