スイーツなカレシ

瀕死になってようやく唇が離れた。



「すっげ・・・甘ぇ」


頬に掛る笑声に、私は酸欠気味の涙目を上げる。


ケーキ強奪の罰がキスとか、ワケわかんないですから~・・・。



どきっ。




ただでさえ男前な顔が色気120%増し(←当社比)で。

心臓が再加速。

そのうち壊れる。



にやって先輩は悪戯小僧みたいに笑った。

「やっぱ決まり。オマエ、今から俺のカノジョな。」








理解不可能~・・・・。
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