スイーツなカレシ
「えへへ・・・っ♪」
腰に手を回し、ぎゅーってしがみ付いた。
背中広いなぁー。
あったかだなー。
のほおーんとシアワセボケしていた私。
私に抱きつかれて、固まった先輩がぼそっと呟く。
「・・・・・・諸だな。」
胸・・・って。
胸!?
「きゃーっっ!!!!先輩のエッチ!!バカ!!エローッッ!!」
「はぁああ???んな事言ったって、当たるもんは当たンだからしゃーねーだろっ。」
「もーヤダっ。しがみ付かないっっ」
「落ちてぇのかヨッ!!」
「降りるっ。乗らないっ」
「却下っ!!」
「きゃあ!!!!」
実力行使とばかりに先輩はいきなりバイクを動かして。
勿論、私を振り落とす気なんかなくて、かなりスロースタートだったんだけど。
いきなり動いたのに驚いて、私は反射的に先輩にしがみ付いた。