夜の夢
声がかすれてしまうほど喘いでいた。

声を出さないでいることはできなかった。


「さくらちゃん。」


淳平さんが私の顔を両手で包む。



男の人の手だ…

大きな手に包まれて心地いい。


そして、今までで一番優しいキスをした。



「…っあ…」


淳平さんのものが私の身体に入る。

痛くない。


少しの動きでさえ身体に快感が走る。



「淳…平さ…ん…あたし…」

普通に話すことも出来ない。

「どうしたの?」

「…っもうっ…」


淳平さんの身体を抱きしめる事しか出来ない。

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