夜の夢
我ながら、咄嗟に良い嘘が浮かんでほっとした。



「じゃあ授業始まるし、また放課後ね。」




頭の中は淳平さんだらけだった。


先生

克也のお兄さん


諦めなきゃいけない条件は揃ってる。


わかってるけど、授業中も淳平さんしか考えられない。



初めましてとかって言われて寂しくなったのに。

それでも昨日の事が蘇ってしまう。



これからしばらく淳平さんは先生として近くにいる。

私はその間淳平さんを忘れたり出来るのかな?
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