夜の夢
着いたのは泊まった事のないような綺麗な30階建て位のホテルだった。


「…ここ?」



「せっかくなら忘れられない夜にしてあげるよ。」



男の人は私の腰に手を回して、部屋まで案内してくれる。


どうしよう。

きっと私恋に落ちてる。



「忘れられない夜をあたしに下さい。」



初対面の人としちゃうなんて、そんなに軽い女じゃないんだよ。

もしこの男の人じゃなかったら、自分から声をかけても逃げてた。


初対面でもしたい位、魅力的な男の人。
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