好きなんだよ。
沢野side
『ったく~。おせぇーなぁ…』
カツカツカツ―
ヒールの音が段々近づいてきた。
『はぁ…はぁ…ご…ごめんねっ』
白い膝上のワンピースに羽織りものをきた
珠菜が息をととえながら立っていた
そんな珠菜に少しドキドキした
『あ…べっ別にいいよ…////』
『あれ…沢野クン、自転車?』
『あ…うっ後ろにのって』
『え…?』
『ほらー!早くっ』
俺は珠菜の細い手を引っ張った
珠菜はおとなしく後ろに乗り、
俺はチャリをこいだ。
『ねぇ…どこ行くの?』
『海だよ』
『う…海?寒いのに…?』
『うるせーよ』