あの星が輝くまで
父「そうすれば、うちの会社と平山さんとの会社で競わなくても済むし、娘の貰い手が羅依斗君だったら私も安心だからな!!!!」
上機嫌なおとーサマとは反対に、私の顔は今にも倒れてしまいそうなほど青い。
悪魔は満足げな顔で笑ってる。
「それでは後日、また話しをしましょうか。朝から申し訳ないし、羅依斗も学校があるもんでね。柚羅莉さん、また。」
誰もいなくなった部屋にぺたりと座りこんだ私は、今すぐに遠い国に行きたいと思っていた・・・。
どこでもドアが欲しいなどと言う、ばかな事を考えながら。