彼×私×彼女の事情
そして体の痛みで起きた。


昨日はお義母さんに反撃できず言われるがまま。


一人で歩くこともできない友人を私のベットに寝かせた。


お義母さんは私が最近寝ているベットの側で布団を引いて就寝。


一ヶ月分の給料と同額のベッドは他人が寝て私はソファ。


疲れているのに熟睡できない環境。


お義母さんの友人って人すぐ帰ってくれるよね。今日もここで寝るのは勘弁。


「おはよう。そんな所で寝かせちゃってごめんなさいね。」


「おはようございます」


「智恵子はもう少し寝かせてあげてね。昨日、沢山飲んだから……無理矢理起こすのも可哀想だし……」


「どうぞ~私、着替えて準備してきます」


大人の我慢……我慢……。


呪文のように心の中で唱えながら朝の準備をした。


準備を終えてリビングに戻ると完璧な朝御飯が用意されている。


この朝御飯に弱い私……美味しい。


美味しいものを食べると幸せ~。


馬鹿馬鹿、私……。



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