彼×私×彼女の事情
不安で押し潰れそうになったのでサキに電話で相談することにした。
「親に紹介したかと思ったら態度が一転。この間なんか話を聞いてる振りして寝てた。どういうこと?やっぱりドッキリ?」
「ん〜仕事が忙しいんじゃない?研究者なんだから自分の研究だけじゃなくて他の人の論文も読まないといけないし」
「それならいいけど。秘密がある感じがする……」
「秘密って?」
「解らないけど……。後、家にあがろうとしない」
「若い男の子なのに珍しいね。魅力がないか性欲がないかどっちかじゃない?」
「どっちでもこまる」