地味子ちゃんの知られざる秘密
「察しろよ、バカ」


最後にそう言うと、その人は黙った


「えー、オレ紫葵の弟見たいよー」


うだうだいい始めた葉琉


「もう、諦めろよ………」


若干…いやかなり呆れた口調で葉琉に言葉を返す天木紫葵


「いやだいやだ~!!」


お前は、だだっ子か!!


思わず、つっこんでしまった(心の中で)


「じゃあさ、あの上に登ればいいじゃん」


正論を言った天木紫葵


「あ、そっかぁー!!」


葉琉……そんなことも分かんなかったの…………?


妹として恥ずかしいわ
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